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2010年3月13日 (土)

「しあわせな家具展」を見てきました

昨日、『スウェーデンで家具職人になる!』の著者であり、そのとおり、家具職人である須藤生さんが参加している「しあわせな家具展」を見に、新宿OZONEに行ってきました。

須藤さんはスウェーデンに留学して家具職人の資格を取得後、いまは帰国していらっしゃいます。須藤さんのつくる家具は、北欧家具の伝統的スタイルを残しながらも、現代的な使い方を意識してつくられていて、とてもカッコイイのです。

20100311r0012822

今回須藤さんが展示されていたのは上の写真の机と椅子。もっとちゃんとした写真は須藤さんのブログに掲載されているので見てください!

ストックホルムの空を見上げて

そもそも何年か前に須藤さんに執筆を依頼することになったきっかけは、僕自身、木工にハマっていて、本棚とか飾り棚とか作っていたときに、須藤さんの家具をウェブで見て、その技術にぎゃっ!すごい!と思ったからです。僕のつくる隙間だらけの棚とは大違いです(材料が悪いんだ、材料が!)!!

でも、それだけで本書いてくれと頼んだわけではなく、須藤さんはウェブを自分でデザインしたり、写真を撮ったりするのも大好きで、早い話が現代っ子。寡黙な職人というのではなく、情報の発信や見せ方、ライフスタイルも総合的に考えている人なんですね。そこが面白いと思ったわけです。しかも現職の子育てパパでもある。うーん、なにひとつかなわん。

それでまあ、『スウェーデンで家具職人になる!』という本を書いてもらったわけですが、今回この机を見て、さらに畏敬の念を深めました。

僕は家では普通の机でなくて、4人掛けくらいのダイニングテーブルを事務作業用の机としてつかっているのですが、なんでかというと、オフィス家具でなくて家庭用の家具として売られている「机」は、パソコンを置いたり、ゲラを広げたりするには狭いんです。また、最近はモニタが大きくなっているので、ちょっと奥行がないと見づらくもある。

しかも、机の下部に引出があるさまは見た目が重たいし、実際的にも、椅子が大きくなるとうまく机の下に収まらないため、座りにくくなってしまいます。しかしダイニングテーブルってやっぱダイニングテーブルだよな。

といったことで、スマートな机ってなかなかないんですが、それがココにありましたheart01

しあわせな家具…sun

……

やっぱ俺様が見込んだだけのことはある。

(こう言っとかないとさ、ノンフィクちゃんのキャラがあるじゃない?本当は繊細で美を愛してて、知的でイケメンで北欧か!…とか嫌味な感じするじゃん?)
 

椅子もすごくスリムなんですが、設計がちゃんとしているので強度もあるし、背や座面に使っている突板の加工も素敵です。長い間使い込みたい机と椅子のセットです。

ぜひぜひ、現物を見て、その良さを味わってください。作っているプロセスに関する展示もあって興味深いです。

ん?買わないのかって? も、もうちょっと偉くなってからな!

会期は3月16日火曜日まで!急いで見にいってね!

2010年3月10日 (水)

対談!!オスカー×ふく編集長

20090529dsc_0048_4ノンフィクション編集部の「ふく」です。ふく編集長ですが、副編集長ではありません。もうすぐ3歳です。きょうのゲストは、2月に新刊『オスカー―天国への旅立ちを知らせる猫』 というオレオレ本を出版された、アメリカ、ロードアイランド州のオスカーさんです。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 (オレオレ本って……)ども、俺オスカー。たぶん5歳くらい。ロードアイランド州の病院付属のナーシングホームでセラピー猫やってます。認知症のおじいちゃん、おばあちゃんたちの心を癒す商売です。


20090529dsc_0048_4なんかわれわれ結構似てると言われることが多いんですが、柄はサバで似てるけど、アメリカの猫さんのほうが毛足が長いですよね。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 サバ…ああ、mackerelのことね。旨いよね、この時期。そうそう、なんかちょっと毛が長いよね。まあ、こっちは結構寒いときは寒いからね。そういや、図書館ねこデューイも長かったし。あいつはいいヤツだった。先に逝っちまったのが残念だが。


20090529dsc_0048_4ところで、オスカーさんは、これから亡くなるお年寄りを見分けてベッドに上がり、最後まで付き添って看取ってあげるということですよね。ご遺族のかたも大変心強かったとおっしゃっているようですが。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 まあ、仕事だからな。俺あんまり人間とベタベタするのは好きじゃないけど、俺たちやっぱりずっと一緒に暮らしてる家族だからさ。最後くらいはさよならを言いたいんだよ。患者の家族だって気を落としてるから、そういうの、ほっとけないしさ。


20090529dsc_0048_4大人ですね~。でも、亡くなりそうな人って、どうやって見分けるんですか。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 おっと、いきなり本題だな。まあ、長いことホームにいるからな。なんとなくわかるんだよ。人間はそのへん鈍感で、医者たちはいろいろ頭で考えて判断するけど、それじゃわからない。考えるんじゃない、感じるんだ!


20090529dsc_0048_4(ブ、ブルース・リー!…)オスカーさんのお仕事で一番大変なのはどういうときですか。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 うん、一番困るのは、ほぼ同時に二人の患者さんが亡くなりそうなときだね。そういうときは順番に駆けつけるしかないんだ。たまに「オスカー、こっちはいいの?」なんて顔されるんだけど、医者だって一人ずつしか見られないじゃないか。俺だってそうさ。あと、ドアが閉まってて病室に入れないときとか。


20081101r0011143なるほど。いろいろとご苦労がおありなんですね。




20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 (Sh*t! トイレかよ!……)あ、あと、ここのとこ露出が増えてから、俺の仕事のことを気味悪いとか、死神みたいっていう人がいるな。でも、ホームの人や患者さんの家族とかは、それ聞いたら笑うだろうね。だって俺、ただの猫だもの(笑)。


20090529dsc_0048_4ところで、日本ではちょっと前に納棺する人を題材にした『おくりびと』って映画が評判になりました。そういう意味ではオスカーさんは「おくりねこ」ですね。



20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 うん、最近は「おくりねこ」って言われること多い。俺の場合、人が亡くなるときだけ仕事するわけじゃなくて、あくまでふだんも患者と接してるわけだから、そこが違うけど。『おくりびと』は主演がチャック・ノリスだったらもっとよかったのに。彼は最強のおくりびと。


20090529dsc_0048_4いわゆるマッチ・ポンプですね……。さて、お年寄りが多いところで暮らしていると、お別れの機会が多いのでしょうが、寂しくはありませんか。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 そりゃ、つぎつぎに家族を看取らないといけないのは寂しい。でも、末期の認知症のお年寄りには、もう家族の顔もわからない人もいるんだけど、猫には心を許すみたいでかわいがってくれる。だとしたら、それに最後まで付き合うのが、俺が唯一できることかなと思ってる。


20090529dsc_0048_4なるほど。猫の鑑ですね。ところで、『オスカー』の中に出てくる「人生の艱難辛苦から逃れる方法はふたつある。音楽と猫だ。――アルベルト・シュヴァイツァー」って引用をTwitterで流したところ、一人歩きして、いま全国の書店で猫本フェアが人気みたいです。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 実際にうちのホームでもお年寄りの心を癒しているのは音楽と猫なんだよ。だからドーサ先生はそれを引用したんだと思う。猫本フェアには俺の本もぜひ並べてたんまり売ってほしい。先生に印税入ったら、ホームにもっと動物を増やせるし、いろんな活動ができるんじゃないかな。


20090529dsc_0048_4最後に、日本の読者になにかメッセージがあればお願いします。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 『オスカー』は意外といい話。そして、現在進行形の話。これを読んで、ぜひ身近な人のことを考えてくれたらいいんじゃないかな。そして、あなたのうちの猫も、あなたのことを家族と思っているということを忘れないでほしい。


20090529dsc_0048_4本日はお忙しいところありがとうございました。


20090705full_oscar_on_cat_scratch_2 忙しくないほうがいいんだけどね(笑)。


(東京-ロードアイランド、ネコテレパシー中継にてお伝えしました)

『オスカー』は絶賛発売ちう。

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