はこだて出張!!
僕は前に書いたi.schoolとか最近いろいろと東京大学の「知の構造化センター」のいくつかのカリキュラムやプロジェクトに顔を出させてもらっているのですが、その中の一つ、pingpongというプロジェクトの書籍化企画も進めています。
pingpongプロジェクトは、端的に言えば「デザインの構造化」を目指すナニで、詳しくは上のリンクからご覧くださいw(俺がいいかげんに説明て間違うといけないので)。で、先週4日間、pingpongが「はこだて未来大学」でワークショップをしていたわけですが、主催者の一人である空間デザイナーの李明喜氏から、pingpongを理解するために、見に来いと言われていたわけです。言われたときは、へいへい検討しやす、と返事をして、まあそのつもりだったのですが、日程が近づいてくると、いくつか問題点が出てきました。
(1) わりとヒマそうに見えて、俺結構忙しいの。
とうてい4日も函館には行けないので、木曜日に日帰りで行くことにしました。理論的には、函館日帰りは可能。そして次の問題。
(2) 俺、そういえば長野より北の緯度って行ったことないよね。
ええ、実は旅行にあんまり興味がないものですから、遠出するには心の準備というものがいります。そして、もっとも戦々恐々となったのは。
(3) 2月の函館って…きっと激しく寒いよね。
えーと、僕は南国・鹿児島県の出身なので、はっきり言って冬の北海道とか、マジで想像できません。最高気温が氷点下とか、意味がわかりません。
待ち受けるクレバス、襲い掛かる飢えたクマ……
「寒い…眠くなってきたよ」「起きろ!寝ちゃだめだ!」
Photograph by: DJ Jennings / National Science Foundation
たぶん、こんなんなる……![]()
ちなみに、余談ですが、私はいま駅から家まで近いところに住んでいることもあり、また手荷物が増えるのが嫌いなので、会社行くときもコート着てません。というか、コート持ってません。
しかも、会社で聞いた話だと、北海道の人は全員、すべらないように、スパイクつきの靴を履いているといいます。なにそれ。陸上部みたいなやつ?
俺、ほとんど防寒具持ってない……何着ていけばいいんだろう。
まず、靴はしょうがないので、なるだけゴツいブーツ。ということはスーツは却下。
下は、ヒートテックとか持ってないのでジーンズだとたぶん寒い。15年くらい履いている革パンにしようっと。上は……そういえば友達にもらったあまり着てないダウンジャケットがあるのをようやく思い出しました。
しかし、これが曲者で、なんであまり着てないかというと、ちょっと着てるとジャケットの縫い目という縫い目から、ダウンが大量に飛び出してきて、ちょっと動くとあたり一面が水鳥が暴れたみたいになるんです。……まあ、いいか。ということでコーディネート完了!!(消去法だが)
出発当日。東京は朝から雪……これは悪い予感。朝5時半の電車に乗ったら、さっそくまわりに羽毛が……となりの人が嫌な顔をしている。「すいません、羽田にいくんで」なんて、上手いことも言えません(注:これはいま思いついた)。正体をみられた鶴のような気分になったので、さっそくダウンジャケットを脱ぐ。以後、ほとんど人の近くでは着ませんでした。意味ない!
で、まあ、無事に羽田から飛び立って、函館へ……
でね、これまで50兆人くらいが思いついたと思うのですが、やっぱりですね、函館着くと、
はぁ~るばる来たぜはーこだーてー
と言いたくなるです。これはどうしようもないです。まあ、飛行機だとそんなにはるばるでもなく、逆に家から羽田までのほうが時間かかるんだが。
朝の9時30分くらいに空港に着いたんですが、そのときマイナス3度。マジ寒い……けど、天気もよく、意外と大丈夫でした。まあ、空港にいてもしょうがないので、バスに乗って函館駅方面に向かうことにしました。
海が近いってのはいいです。堤防には延々と海の幸の絵が書いてあります。さすが函館。
ちなみに途中に石川啄木の像がありました。しかし、「はたらけどはたらけど…」なんていうヤツはダメです!超、共感したくなっちゃうからダメです!ぢっと手を見ちゃいそうになる。
んで、駅について、次の移動まで約1時間半の余裕があります。これは中途半端。まあ、喫茶店とか入って仕事する、という選択肢もあるのですが、函館まで来てそれはちょっとねぇ。せっかくなんで、函館っぽいところに行こう。
といっても、なんの下調べもなく来たので、さっぱり思いつきません。ごりょうかく、というタームだけ思いついたけど、遺跡系はまあウィキペディアかなんかで見ればいいや。寒いし。
とすると、当たり前ですが、あとは北島三郎記念館しかありませんよね。函館には。
駅からも割と近いので、ぴょろっと行ってきました。
演歌界のロニー・ジェイムズ・ディオ(!)と呼ばれている北島三郎の半生を再現する施設です!
平日の午前中ということもあり、お客さんはほとんどいない……。専属(!)のガイドのお姉さんがついて、オヤジの幼少期から、学生時代、デビュー前、その後の栄光へ向かう人生について説明してくれます! まさに、北島三郎版のジャングルクルーズ!
これが結構な熱弁で、一人だとちょっと恥ずかしいですwww。
でも、人一人の人生についてこれだけ作りこむのは大変なものです。あの、べつにそんなにサブちゃんファンだったわけではないですが、なかなか興味深かったです。これはマジ。
ちなみに、俺の中学のときの校長が、サブちゃんばりの鼻の穴の持ち主で、生徒たちが「空気泥棒」と呼ばれていたのを思い出しました。
で、圧巻は「まつり」のステージ。ここには精巧なサブちゃんロボが待っているはず。
ちょっとしたミニシアターくらいの広さはあります。宝船の一番上のところに、サブちゃんがせりあがってきました。
なにがすごいって、これ見てんの俺だけです。
写真で見るとわかるけどホントに精巧で、一見ホンモノみたいですよね。
アバターどころの話じゃないです。ガチ3Dです!(まあ)
で、出口には、手を差し伸べたサブちゃんの等身大ブロンズ像があり、ガイドさんが、
「ぜひ北島さんと握手してからお帰りください
」
と熱くすすめるので、そうした。
なんども言いますが、俺、一人ですからね。
いそいそと外に出ると隣には函館市文学館ってのがありました。一瞬、自分の職業を思い出しましたが、それはスルーで、タクシーではこだて未来大学へ。
未来的だす!
pingpongメンバーと学食でお昼を食べて、ワークショップ。5~6時間くらい見学しました。まあ、細かいところは省きますし、大人の事情で写真もあまり出せないのですが、学生たちも熱心で、面白いワークショップでした。念のため言い置きますが、サブちゃんでなくて、こっちがもちろんメインなので、僕はこっちに注力していたのですからね!! 記事の分量は逆転してる気もしますが。
学生たちのチームの一つが、この写真の柱のひとつにツイッターのつぶやきをリアルタイムで表示するというアイデアでプロトタイピングしてました。ひとつのコミュニケーション改善ツールですね。
夜になって暗いんでわかりにくいですが、
せっかくなので「函館で実験中 ノンフィクちゃん参上!」というつぶやきを流してみました。学生たちはなんのことやらって顔をしてましたが、ひそかに存在感を示せてうれしかったです。
pingpongはなかなか可能性のあるプロジェクトなので、今後も頑張ってほしいです。
んでもって、帰りの飛行機が近いので、タクシーで空港へ。なぜか豚丼をほおばって、飛行機に乗り込んだら、そのあと記憶がないほど爆睡。気づいたら羽田。
そういえば、海の幸を堪能するとかまったくなく。。。しかし函館は結構魅力的な町です。時間があるときに(あったかいときに)ゆっくり散策してみたいです。でもいまは、ふく編集長がいるのでだいたい旅行は日帰りになるんですが。
にゃん。








