チャンドラー・バールさんの香水セミナー
へへーん。今日はなんだか、様子が違いますよ。
まあ、僕のハイソでファッショナブルな一面がですぎちゃったらゴメンネー(爆)。
今日は夕方から新宿で、なんと「香水」のセミナーに行って来ました。
といっても実は、弊社刊『匂いの帝王――天才科学者ルカ・トゥリンが挑む嗅覚の謎』の著者で、現在ではニューヨーク・タイムズで週1回、Scent Notesという香水評を書いている香水評論家のチャンドラー・バールさんが来日し、香水業界のことや、香水クリエイトの秘話などを話すので、ようは本を売りに行ったのですが。
え、僕ですか? いや、いまはまあ香水とも香水の匂いのする女の人とも縁のないアッシですが、実は十数年前の学生時代、香水にハマった時期もあったのですよ。当時GQっていう雑誌で頻繁に香水の特集をしていたのに触発されて、なけなしのカネをはたいて、伊勢丹とかに買いにいってました。その頃つけてたのはディオールの「ファーレンハイト」とか(ちょっとキュウリっぽい)、イブサンローランの「ジャズ」とか(なくなったと思っていたのだが今もあるのね)、変わったとこだと「ハバナ」とか。「ハバナ」は好きだったが、スパイシーすぎて似合わない感じがしたと思う。
まあ、それはともかく、バールさんは日本語が上手なので、ほとんど日本語で話されました。
ユーロスターで乗り合わせた、嗅覚の謎に挑む科学者ルカ・トゥリンとの出会いから、ずいずいと香水の世界に入っていったという話や(この辺は『匂いの帝王』に詳しいのでぜひ)、雑誌New Yorkerに載った、エルメスの調香師(ジャン・クロード・エレナ)が、もいでないマンゴーの香りにこだわった「地中海の庭」という香水をつくるときの話や、サラ・ジェシカ・パーカーの指揮りで「ラブリー」が出来たときの話など。
実際にこの二種類の香水をつけたムエットがまわされ、僕も嗅いでみたのですが、ほんとに「地中海の庭」は清冽で明るい感じ、いっぽうサラ・ジェシカ・パーカーはたしかに「夜」っぽくてセクシーで、アダルトな感じ。こういう違いを言葉で説明するのって面白い。
(ちなみに今回のセミナーでは出てこなかったが、香水の原料で龍涎香っての知ってます? 十数年前にまだ香水好きだった頃、龍涎香ってなんだろう、龍のよだれ?って思いながらそのままにしてたら、『白鯨』読んでるときに出てきて、マッコウクジラの結石かよ!ってびびったことがあります)
また、バールさんの香水評論の基準とかも興味深かった。まあ、これは有料セミナーの肝っぽいとこなんで割愛!
一番興味深かったのは、香水をオトコ用、オンナ用って分けるのは単にマーケティングのためであって本来はナンセンスだ、ってこと。なるほど。たしかに以前は、女性用の香水ってキツいイメージがあって(たぶんイメージだけじゃなくて実際強かったと思う。激しく香水くさいマダムとかいたよね)、男性用はわりと香りの強くないオードパルファムがほとんどだったけど(なかでも男らしい匂いが人気だったかも)、最近は逆に女性用の香水があまり強くなくなったんじゃないかと思うから、行き来できるのは自由さが広がっていい。フレグランス協会の方によれば、実際、最近は日本の男子はわりと女性用も手に取るようだ。「地中海の庭」なんかはさわやかだから、スーツのビジネスマンでも違和感ないと思う。
それで、バールさんおすすめの香水も紹介された。特に、男子向けには****! なるほど、それは意外!これは僕の秘密にしてもよかですか? ヒントはブランド的にはわりと濁音だらけな感じの名前のブランドのものです。
こういう類のイベントに参加したのは初めてだったので、とても面白かったです。自分の専門とかけ離れたジャンルの専門的なところに飛び込んでみるのって刺激的ですね。
まあ、とはいえ、カッコ悪かったのは、事前に「俺はバールさんとは一回会ったことあるぜぇい。一緒にウナギ食いにいったぜぃ」と吹聴していたのに、実際に会ったら、ヤツがちいとも僕のことを覚えていなかったこと。。。ハズかすぃじゃないか。。。まあ、6年も前のことだし。。。それだけ彼はいま活躍しているということです!
しかし、あらためて自己紹介して、ようやくちょっと思い出させて、あらたに知り合いになれたのでよかったです! 次に来るときは覚えててね。
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