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2009年1月28日 (水)

編集者が多用するもの。

「紙の束ってばらばらになるのが不安……」

「クリップだと頼りないし、ホッチキスだと厚すぎるのはダメだし……」

「気軽に使えてタフなものないかしら……」

そんなみなさんの心配にさよなら! 紙束のプロが愛用する道具があるんです。それが……

てれれれってれーん!

ダブルクリップ~!(通称:カラス)

いや、それだけなのですが、編集者ほどこのダブルクリップを使いたおす仕事もないでしょう。机の上にどれだけ散らばっていることか。。。。ちなみに、机の上に転がっていたカラスを集めてサイズ別に並べてみるとこんな感じ。

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早川書房では駆け出しの編集者などには、ゲラを留めるにも輪ゴムくらいしか支給されませんが、数々の戦いを経るごとに、このダブルクリップを手に入れていきます。そして、このダブルクリップをたくさん持っている編集者こそが尊敬され、それによって年収も決まります! ですから、社内では壮絶なクリップ争奪戦があり、また女子を食事に誘おうと思ったら、このななかのいくつか(なるだけ新しいヤツ)をこれ見よがしにチラつかせて気を引くのです。たぶん、コクヨとかPLUSとかの一流有名ブランドのもののほうが、100円ショップで手に入るものより気を引ける気がします。PLUS持ってるやつはカッコイイです。

僕くらいのレベルの管理職になると、机の上、下、中からもっと多数の、色違いとかのダブルクリップがまだまだざくざく出てきます。そりゃあもう、ウハウハです。

あまりにもダブルクリップが好きすぎて、残業中に邪魔な前髪をこれで留めていたら、そのまま忘れて電車に乗って家まで帰ったこともあります。

ちなみに、めくるときに邪魔だからといって、ハンドルの片手だけを外したりすると、そのハンドルは100%なくしてしまうので、お勧めしません!

(一部フィクションですので、今度僕に会ったときにくれたりしないでください)


とあるイベントのために作った

編集者がつくるものといえば、本と、それに関わる宣伝材料、つまり基本的には印刷物メインなのですが、たまに「とある大イベント」のために違う素材のものをつくったりすると、結構違う面白さがあるものです。

限定2個! こんなものをつくりました。

てれれれってれーん。

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特製! そこシワッペン!

もちろん、私が夜なべして作ったわけではなく、そういう専門のところにお願いして作ったのですが、何とも上等な出来です! ベタです! ちなみにこの「ライトブルー」の色は早川書房のコーポレートカラーでもあります。

もちろん、これを付けるのはこの方。
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エクストリーム・アイロニング・ジャパン代表、松澤等さんです。
(注:仮にセロテープでくっつけてますが、このフリースにつけるわけではありません)
(注:社員の作業着ではありません)

では、何に使うかと言うと……まだ秘密!

2009年1月22日 (木)

奇跡体験!アンビリバボーで紹介されました。

(以下、デューイブログと同じですが、あえて二重に投稿します。)

本日の「奇跡体験!アンビリバボー」の400回スペシャルで『図書館ねこデューイ』が紹介されました! 

会社の下にある喫茶店のテレビでオッサンたちで固唾を飲んで見守っていたのですが、再現ドラマの出来がとってもよくて、感動的でした。

直後、アマゾンで一気に3位!

そこであえて言いたいです。デューイのことをもっと知りたければ、ぜひ本を読んでください! もっと他にも家出のエピソードとか、世界中に広まった話とか、いろいろ読みどころがあります。

テレビでは出ませんでしたが、デューイの本名は、デューイ・リードモア・ブックスです。
みなさんがたくさんの本を読んでくださることが(そして笑顔になってくれることが)、デューイの一番の望みだと思います。

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『図書館ねこデューイ』公式ブログはこちら

文字と写真によるダイジェストがアンビリバボーのサイトからご覧になれます。→アンビリバボー(ページ上のBacknumberをクリック)

2009年1月19日 (月)

で、もうひとつの出会い

というのは、TYPEFACEというデザイン会社の社長であり、書籍デザイナーの渡邊民人さんのことである。

一昨年、『戦火のバグダッド動物園を救え』という本の装幀を依頼すべく、はじめて新宿御苑にある渡邊さんを訪ねたときのこと。だいたい初めて依頼するデザイナーさんとは仕事上のプロトコルというか、段取りや暗黙の了解部分が共有できていないこともあるので、いささか緊張するのだが、ヒゲパーマ渡邊さんの「僕も早川書房の本、読んだことありますよ」という言葉は、社交辞令か、本当にそうだとしてもよくあるようにSFとかミステリの話かと思った。しかし、それが『発想する会社!』であるということに仰天。しかも、本当に熟読していて、そらで重要なキーワードをいくつか挙げてくれて、これがデザイナーになる上でとてもタメになったとおっしゃるではないか。恥ずかしながら、あああ俺、俺、と電話口の詐欺師のごとく、担当した者であることを明かし、それからこの本について、話し込んだのは言うまでもない。そして、この一言で、渡邊さんの仕事の仕方について絶大な信頼をおくことになったのである(なんか上からの言い方に聞こえたらすみませんが、なんて言ったらいいかわからないです。。。)。

渡邊さんはいまやベストセラーを連発するデザイナーで、自転車乗りで、ファンクなヒゲパーマである。最近は飲み会などあるたびに、ロン毛のむさくるしい度合を競い合うのだが(でも一応目指しているところが違うという相互了解になっている)、しょせん会社員の僕では太刀打ちできない。まあ、それはそうと、公私ともに仲良くさせて頂いているのである。

お言葉のとおり、渡邊さんはご自分の事務所の運営に『発想する会社!』のノウハウをいろいろ生かされているように思う。というか、この会社は楽しそうだ。最近は僕自身、忙しくなってきたせいか、そういうことに気が回らなくなってきた気がする。こっちも楽しい職場を作らねば。

ということで早川書房withTYPEFACEの装幀コレクション。
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たぶん、これで全部。機械仕掛けの神は今日見本が出来た。この画像より渋い感じ。

2009年1月16日 (金)

で、『発想する会社!』のこと。なかば自慢話。

(c)Craig Morey arranged through IDEO 個人的には『発想する会社!』は非常に思い入れの強い本。どうすれば革新的なアイデアを生む組織が作れるのか、ということに関して、人類学的な観察手法、ブレストのしかた、迅速なプロトタイプづくりなど、具体的なやり方を明かしている本である。

歴史の長い会社というのは、どうしても官僚的・建前的になりがちで、小回りが利かなくなってくる。いいアイデアが出ないわけではないが、それを実現化するまでの障害が多く、正直新しいことをするのがめんどくさくなってくるのだ。本書刊行の2002年当時、そういう閉塞感を感じていたときに、この本の手法にとても明るい理想を見たわけだ。基本的に、僕がビジネス書を担当するときには、この本が自分の会社に役に立つ!と思うものを出すようにしている。

本づくりに当たっては、原書には図版が少なくほとんどモノクロだったのだが、自分で拙い英語で著者のトムさんにメールを書いてやりとりし、結果写真や図版の数を倍増させることができた。また、当時日本のIDEOの代表だったデザイナーの深澤直人さんと打ち合わせしたり、まあ、そんなことをやっていたせいで、販売延期というあるまじき失態も犯してしまったし、カラー刷りなので制作費もかかるのだが、結果、多くの読者の方に読んでもらうことができ、中には私に(!)会いにこられる某有名企業の方もいらっしゃった。

そして、その年の夏には著者のトム・ケリーさんも来日し、新聞・雑誌の取材を受けてもらったり、書店を表敬訪問したりした。とても気さくな紳士で、おしゃれで、かっこいい人だ。当時としてはまだインテリ玩具だったiPodを僕に見せて、「これに僕の大好きな80年代ミュージックがいっぱい入ってるんだ。カルチャークラブとか知ってる?」と自慢していたのがなつかしい。そして、日本語版について、アメリカ版よりビューティホーだよ!とお褒め頂くことほど、翻訳書の編集者にとってうれしいことはない。帰りには100冊くらい買っていかれたと思う。まあ、ダンボール2箱くらいになるので船便で送ることになったのだが。

この本がいまだに結構な数売れていて、こうして著者が呼ばれたりするのはとても嬉しく思う。そしてこの本の担当をしたことが、もう一つの「出会い」をももたらすのである。
(次回に続く)

『発想する会社!』のトム・ケリー来日!大阪!告知!

以下はハヤカワ・オンラインにも載せた告知記事。後半に所感。

1月23日、大阪大学 産学連携推進本部 イノベーション創出部主催の第2回イノベーションフォーラムで、世界的デザインファームIDEOのゼネラルマネジャーで『発想する会社!』の著者、トム・ケリー氏が講演します。

パーム、プラダ、ペプシ、アップル、P&Gなどの魅力的な製品デザインを手掛け、近年では組織変革のコンサルティングでも活躍する世界有数のデザイン集団【IDEO】。そのイノベーション創出の”しくみ”を、あのトム・ケリー自ら語る!
〔同時通訳有、参加無料〕
http://www.uic.osaka-u.ac.jp/led/f/

2009年からイノベーティブな組織に生まれ変わるキッカケを!
講演者(同時通訳あり)
■ Tom Kelley 氏 :IDEO社 ゼネラルマネージャー
■ John Knights 氏 :パロアルト研究所 バイスプレジデント
■ 弘岡 正明 氏 :元 流通経済大学 副学長/元 神戸大学 教授
■ 日時:2009年1月23日(金) 13:30-17:20
■ 場所:シティプラザ大阪 (http://www.cityplaza.or.jp/) 堺筋本町駅 徒歩5分
■ 参加費:無料  ※先着順 最大250名
■ 懇親会:費用 5000円 ※先着順 最大50名

▼ お申し込みはこちらから! ▼ 
http://www.uic.osaka-u.ac.jp/led/f/

2009年1月13日 (火)

秘密

今日ようやく1月下旬刊の本文・カバーが校了。
それがこれ。
Himitu
カバーの前面から背までの画像です。

こういうのやってるときは、「僕はこれから吉祥寺で秘密結社の打ち合わせをして、たぶん直帰します」とか言えるのが、ちょっと楽しかったりする。

関係者のみなさん、無事に本ができたら秘密結社の打ち上げをしましょうw。

ちなみに一昨年、『巨乳はうらやましいか』という本を出したときもこういう状況に。

「巨乳の方向性について」とか「巨乳の担当者」とか、「営業は巨乳についてどういうふうに考えているのか」とか、知らない人が聞いたらびっくりするよな。

2009年1月 8日 (木)

ブログで紹介してもらった…

早川書房から『スウェーデンで家具職人になる!』という本を出している須藤生さんのブログで、『ぼくは考える木』をご紹介いただきました。

ストックホルムの空を見上げて

Photoなんでかというと、『ぼくは考える木』のカバーの写真は須藤さんが撮った息子さん(モユルくん)の写真だからです! 

子供の可能性を感じさせるようなもので、かつあまりコマーシャルな感じでない写真をずっと探していたのですが、写真エージェントとかではどうにも見つからず(子供ってやっぱり快活な印象の写真が多いのですよ)、須藤さんに相談して息子さんの写真を何枚か送って頂いたわけです。で、この写真を見たとたん、これだ!と思いました。

なので、本自体はアメリカの本ですが、写真の舞台はスウェーデンの湖で、写っている少年は日本人なのですよ(外国作品なのでお顔は出せませんが)。ちょっと幻想的な感じもしますよね。

須藤さんはもちろん家具職人なのですが、写真の腕前もプロ級。これはスウェーデンの名機ハッセルブラッドで撮られた写真です。このカバー写真自体は印刷用にちょっと色目などをいじってノイズを足したりしていますが、それでもボケ足とか、足元のディテールとか味がありますよね。元の写真の画角が正方形なのも面白いです。

『スウェーデンで家具職人になる!』も写真をふんだんに使った本です。須藤さんのブログを読んで興味を持たれた方はぜひお読みください!

2009年1月 5日 (月)

あけましておめでとうございます!

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今日が仕事初めでございます。今年も早川書房のノンフィクション作品をどうぞよろしくお願いします。

今年の正月は完全に寝正月で、年が明けてからは徒歩2分のコンビニより先にもいかないほどに籠っておりました。おかげで完全に昼夜逆転。前日徹夜で臨んだ休みの最終日は午後3時くらいに急激に眠くなり、そのまま今日の午前4時半まで爆睡。なので今日は仕事初めにふさわしい早起きだったのであります。ちゃんと風呂にお湯貯めて入り、シャツにアイロンをかけてから出勤です。

それはそうと、新年早々『予想どおりに不合理』の3刷目の重版が決定!年末以降、いろいろな総評などに取り上げていただき、おかげさまで絶好調です。

さて、今年も知的で読んで面白い作品を取りそろえて行こうと思ってはいまして、ちょっと大きな企画もいくつか考えています。まだ明細が決まらないので発表できないのですが、今月中にはなにかお伝えできるとは思います。

とりあえず今日だいたい方向が固まった1月下旬刊3点のカバーラフです!詳しい説明はしません! こんなの出ますよ、みたいな。実はもう一点ありますが、まだできてません(汗)

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