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2008年11月14日 (金)

地球温暖化に関するアンケート

自宅に帰ると、住居地である市の役場から何やら封筒が。

地球温暖化に関する意識調査のアンケートらしい。どうやら無作為抽出で選ばれたようだ。まあ、このさい温暖化の諸説については置いとくとしても、省資源・省エネ自体は悪いことではないから答えてみる。

・温暖化を気にするか? うん、気にする。
・電球を蛍光灯に変えている? はい。
・エアコンの設定温度を気にする? どっちかというとノー。
・買い物袋を持参する? わりとイエス。
・自治体にしてほしいことは? 講演会? そんなのいらんわ。
・地元で採れた野菜を使うようにしているか? そんなのどこで売っとんじゃ!

これで全部ではないが、しかし、いったい何のためにこれが必要なのだろうか。統計学的に有意な結果を得るためには、かなりのアンケートをばらまかなくてはならないし、こういう無記名で郵送で返送する類のものは回収率も悪いだろうから(もちろん無報酬だし)、大変な部数を作っているに違いない。だが、いまさら温暖化への市民の「意識」を調べてどうするつもりなのかがわからないのである。委託業者への仕事を作り出す以外に目的があるのかしら、と思わざるをえない。

意識云々より、実際の「対策」を早急に考えるほうが大切だ。ビルの屋上緑化を義務づけるとか、都心部では無駄に排気量のデカい自動車の所有と運転を禁止するとか(もしくは「この車は温暖化の原因です。温暖化が進むと低地の開発途上国は水没する可能性があります」など、タバコの箱のような警告文を貼り付けるとか)、白熱電球を規制するとか、とにかく、東京の小市民に地元の野菜を食えと無理を言う前に、具体的に効果がありそうなことを推進すべきである。

日本の地方役人の「のーのーさ」(つまりのーのーとしていること)にイライラするのは、いま12月刊行予定のアラン・ワイズマン『ガビオタス』の原稿を読んでいるからだ。あ、右のリンクは原書ですが、12月には邦訳出ますから!

ガビオタスというのは、1970年代にコロンビアの平原に活動家・科学者・技術者らがつくったエコ集落である。彼らはなるだけ石油などを持ち込まず、工夫あるさまざまな技術を開発して自己持続可能な生活をしているのである。当初「ここで人が生活できるなら、どこにでも住める」というほどの場所だったところでは、植林によってみるみる森が広がり、そこから新たな産業も生み出され、そして人々は幸せに暮らしている。皆が知恵を出し合い「結果」を出していく過程は感動的である。

日本で同じことをする必要はないし、「必要は発明の母」の「必要」の部分ももうあまりないのかもしれないが、わけのわからないアンケートを目にし、環境に関してはもっと結果を出すことを意識したほうがいい、と思った。いまさら市民の意見を聞いたって、やらなくてはならないことは、どのみちやらなくてはならないのだ。

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