今月の新刊

2010年8月 3日 (火)

8月のロマンス『狙われた愛の記憶』は……

8月のイソラ文庫のロマンスは、おまちかね、ジョアン・ロスによるハイリスク・シリーズ第2弾、『狙われた愛の記憶』です。

前作『熱く危険な再会』をお読みになったかたは、そのヒーローである元SEAL隊員のザックは素敵でしたが、ザックの親友として登場したクールな狙撃手のクインも印象的だったのでは? そのクインが『狙われた愛の記憶』のヒーローです。そして、やはり前作に登場して、クインが思わせぶりなコメントをしていた美貌のFBI捜査官のケイトがヒロインです。数年前に二人になにがあったのか……(このあたりは、ハヤカワ・オンラインなどの本の内容紹介のページなどでネタばれ的にわかっちゃいますね)。

ザックやクインたちの人生を変えたあの戦闘の後で、やはり除隊したクインは、ミリタリー・サスペンスの本を出版し、そのデビュー作がベストセラーに。いまは南部の街で次作を執筆するかたわら、ミリタリー・アカデミーで創作を教え、気分転換には自分の家を修復する毎日を送っています。
ところが、そのミリタリー・アカデミーの教官が連続して狙撃され、殺される事件が起こります。そして、その担当捜査官としてやってきたFBIのケイトと再会するのです。SEAL部隊の狙撃手としての経験を生かし、ケイトの捜査に協力することになったクインですが、どうやら犯人は退役軍人だった可能性もあるらしく……。

事件の謎ときや二人の熱い想いもさておき、何層にもわたって繰り広げられている人間ドラマも魅力の作品です。
人当たりはいいもののどこか陰のあるアイリッシュパブのオーナーや、「神父だなんてもったいない」と評されていた元神父の医師など、わきを固めるほかの男性陣にも注目したいところ。
南部の街を舞台にした、夏にふさわしい熱い恋の物語です。

お楽しみに!

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2010年7月 5日 (月)

コミカル・シンデレラ・ストーリー『グッド・イン・ベッド』登場!

映画『イン・ハー・シューズ』原作者で、いまやアメリカではベストセラーリストの常連であるジェニファー・ウェイナーの伝説的デビュー作がイソラ文庫から登場です。

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 三年間付き合い、いちどは結婚も考えた恋人ブルースに、いろいろあって「すこし距離を置きましょう」と告げた主人公キャニー。
 ところが三カ月後、たいへんなことが起こります。なんとブルースが、女性向け雑誌に《グッド・イン・ベッド》と題したコラムの連載をはじめ、キャニーとの恋愛について、ベッドでのことや、ふたりの心にしまっておきたい大切なことまでも、赤裸々に書いていたのです! 
 しかも、第一回のタイトルは「太めの女性を愛すること」。がーん! アンタあたしのこと、そんなふうに思ってたの? 激怒するキャニーですが、コラムをよく読めば、ブルースが彼女自身のコンプレックスを含めて、その明るさや優しさ、すべてを愛してくれていたのだと気づきます……

 ふつうの物語なら、これでふたりがよりを戻してめでたしめでたし、なのですが、この作家のお話はそう一筋縄ではいきません。復縁したいキャニー、でも彼女のコンプレックスがじゃまをするのです。
 ぽっちゃりめの体型のせいで子どもの頃から傷ついてきたこと、はちゃめちゃな家族関係(父親は離婚し音信不通、母親は50代でレズビアンの恋人と同棲中)、新聞記者の仕事もなかなかうまくいかないこと――
 最後にはそれらをはねのけて、自分を愛せるようになったキャニーにすばらしい幸運が舞い降りるのですが、本当にすごいのは、これらがほとんど著者の身に現実に起こった実話であるということ。以後も著者は、私小説的といえるほど自分のライフステージにリンクした小説を書き続けています(※注)。
 この本にはじまり、映画化された第2作『イン・ハー・シューズ』、つづく計七作の小説の大ヒットをへて、現在はベストセラー作家にして2児の母となった著者ジェニファー・ウェイナー。ひとりの女性の人生の転機を描いた本作を、ぜひお手にとってみてください。

※ですから『イン・ハー・シューズ』ではキャメロン・ディアスが演じていたキャニーの妹が、本書にも登場します。映画になぞらえて、姉である主人公キャニーをトニ・コレットが演じていると想像するのも面白いかも。

2010年7月 2日 (金)

7月のロマンス『貴婦人と謎の黒騎士』は……

7月のイソラ文庫のロマンスは、初紹介作家ルーシー・ブルーによるヒストリカル・ロマンス『貴婦人と謎の黒騎士』です。

物語は、十字軍に参加したアイルランド人騎士サイモンが、邪悪な敵の奸計に陥って主君と仲間を殺されるという、壮絶なシーンから始まります。サイモンはひとり生き延びるのですが、苛酷な呪いをかけられてしまうのです。その十年後。呪いを解くカギを探すサイモンと魔法使いの相棒は、レディ・イザベルの城にたどりつきます。イザベルは父親から受け継いだ城を掠奪者から守るため、おそろしい黒騎士の噂を流していました。サイモンは城を守る手助けと引き換えに、ケルトの秘密が眠る城の地下通路の探索を許されます。やがてふたりは恋に落ちるのですが、一方で、サイモンの宿敵もまた、城の秘密を狙っていたのです……という、魔法と謎に満ちたヒストリカル・ロマンスです。

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中世ヒストリカル・ロマンスのファンのみなさま、お待たせしました。ロマンティック・タイムズ誌のレビュアーが選ぶロマンティック・タイムズ賞にノミネートされた作品です。ケルトの魔法やドルイドの謎が登場する中世を、堪能いただけたらと思います。

そして、このあらすじではあえてぼやかしていますが、じつはサイモンの「呪い」とは吸血鬼にされてしまうことです。だから、パラノーマル・ロマンスとしても楽しんでいただける作品になっています。

お楽しみに!

2010年6月 4日 (金)

6月のロマンス『再会は熱く切なく』は……

6月刊のイソラ文庫のロマンスは、ベラ・アンドルによる『再会は熱く切なく』です。
これは既刊のジャスミン・ヘインズの『愛と情熱の契約結婚』につづき、〈お嬢さまヒロインがセクシーダイナマイトな新たな自分を見出してしまうシリーズ〉の新刊です。勝手にシリーズにしました。あ、ローレン・バークの『囚われの夜に』などもお嬢さんヒロインが……ですね。このあたりをおもしろいと思ってくださった読者のみなさまにはぜひお勧めです。

さて、『再会は熱く切なく』のあらすじをご紹介します。
裕福な両親の「完璧な娘」だったエマは、大学時代に貧しい奨学生のジェイソンと恋に落ちるが、卒業間際、親の言うがままに彼を捨ててしまう。それから10年。エマは同窓会で、事業で成功したジェイソンと再会する。できることなら彼ともう一度やり直し、うわべだけでない人生を送ろうと、エマはジェイソンの住むナパ・ヴァレーへ向かい、意外にも彼に暖かく迎え入れられる。しかし、ジェイソンは新しい自分を見いだしていくエマに惹かれながらも、ある復讐を考えていたのだ……。
10年ぶりの同窓会から始まる、甘く刺激的な夜。傷つけあいながらも求めあうふたりの、切なくも官能的なセクシー・ロマンスです。

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いま「官能的」なんて書いてしまいましたが、じつは本作、『愛と情熱の契約結婚』と同じく、かなりすごいです。冒頭からいきなり……となり、さらにそれが○○○(一部伏字にいたしました)。ホットで刺激的なので、ご注意くださいね。

10年前のエマの「裏切り」、現在のジェイソンの「復讐」については、許せないかな、認めたくないかな、「認めたくないものだな……自分自身の若さゆえの過ちというものを」とかつぶやきたくなるなという感じですが、それ以上にお互いに想いあっているのが響いてきて、温かい気持ちになることができること間違いなし。美しいカリフォルニアの風景のなかで描かれた、刺激的で切ない極上のロマンスです。

お楽しみに。

2010年5月19日 (水)

5月の猫エッセイ本ご紹介!

イソラ文庫の本ではありませんが、このブログを読んでくださっている皆さんに興味を持っていただけること間違いなしの猫エッセイ本を3冊ご紹介します。

まず、1冊目は『幸せは見えないけれど―盲目の猫ホーマーに教わった恋と人生』(グウェン・クーパー、高里 ひろ 訳)です。

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これは、盲目ながら好奇心旺盛で愛情豊かな子猫ホーマーを飼うことになったグウェンが、引っ越しに転職、そして恋愛を、ホーマーとともに経験し、一緒に幸せをみつけた12年を描いた猫エッセイです。ニューヨーク・タイムズ誌のベストセラーリストにも登場した話題作です。

大学卒業後、一緒に暮らしていた恋人と別れ、友人の家に猫2匹と居候していたグウェンは、まさかの3匹目、それも盲目の猫ホーマーを飼うことになります。生後数週間のときに、ひどい感染症で目を失うことになったこの小さな黒猫は、つらい経験をしてきたはずです。でも、ホーマーはだれにも負けないほど勇敢でやんちゃで、だれとも仲良くなる愛情豊かな猫です。彼が示した愛情と忠誠心、どんな困難も乗り越えていく姿にグウェンは勇気づけられます。そして、少しずつ自分の人生を変え、幸せをつかんでいくのです。

この本を読むと、ホーマーに幸せをわけてもらえた気分になります。猫好き女子のみなさんにぜひお勧めします。単行本のコーナーでお求めください。著者のホームページ(http://www.gwencooper.com/)では、ホーマーの写真やビデオも見られますので、よかったらご覧ください。

もう1冊は、『図書館ねこデューイ―町を幸せにしたトラねこの物語』(ヴィッキー・マイロン、羽田詩津子 訳)、「奇跡体験!アンビリバボー」で紹介された話題の猫の本が文庫になって登場です。凍えるような冬の朝、田舎町の図書館の本の返却ボックスで保護された一匹の子ねこ、デューイ。その一匹の猫が、町と人々を変えてゆく姿を、共に歩んだ女性図 書館長が愛情をこめて振り返る感動エッセイです。

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『幸せは見えないけれど』も『図書館ねこデューイ』も、5月21日の発売です。どちらもかわいい猫が目印のカバーです。

そして、かわいい猫が目印といえば、既刊のこの本もご紹介してしまいます。『オスカー―天国への旅立ちを知らせる猫』(デイヴィッド・ドーサ、栗木さつき 訳)です。認知症の老人患者が入院するホスピスで飼われている猫のオスカーは、患者の死が迫っているのを察知し、亡くなるまで一緒に添い寝をします。その話を聞いて半信半疑だった医師の著者が、オスカーの不思議な才能をさぐりながら、患者たちやその家族の人生までを温かく描いていくエッセイです。

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早川書房の猫といえば、ノンフィクちゃん部ログ(http://blog.hayakawa-online.co.jp/nonfiction/)のふく編集長をご存知の方もいらっしゃると思いますが、そのふく編集長とオスカーの夢の対談(笑)記事もよかったらお読みくださいね。ふくちゃんとオスカーって似てますよね。

2010年4月28日 (水)

5月のロマンス『わたしを愛した吸血鬼』は……

みなさま、ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか。
やっぱり、読書でしょうか?

さて、5月のイソラ文庫はゴールデンウィーク明けの5月7日に刊行です。
ロマンスはテレサ・マデイラスのヒストリカル『わたしを愛した吸血鬼』をお送りします。イソラ文庫で日本で初紹介されたマデイラスですが、つぎつぎと作品が邦訳されて、大人気の作家になりましたね。

これがゴールデンウィーク明けですので、ロマンス読者のかたは、4月刊のローレン・バークの『囚われの夜に』とあわせて、5月刊の予習にマデイラスの前作『月の光に魅せられて』をお読みいただけたらと思っております。
いま、「ハヤカワ文庫創刊40周年記念フェア」が開催されていますが、このラインナップに『月の光に魅せられて』が入っていますので、書店でお探しやすくなっているはずです。よろしくお願いします。

『わたしを愛した吸血鬼』は『月の光に魅せられて』の7年後を舞台にしています。
ヒーローは『月の光に魅せられて』に登場し、みなさまの心をわしづかみにした(はずの)ジュリアンです。
「***」以降であらすじを書きますので、『月の光に魅せられて』を読まれていなくて、すこしでもネタばれは気になるかたはそれ以降はご覧にならないでくださいね(もっとも、これならネタばれしていないとは思いますが、念のためです)。
もちろん、『月の光に魅せられて』を読まなくても、ぜんぜん問題なくトキメクことできるのですが、順番どおりに読んでいただくと、もっとたのめること、うけあいです。

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ここで、ジュリアンの言葉を引用しますね。
「ぼくの愛は触れるものすべてを毒してしまうんだ! ぼくの愛できみが破壊されるようなことになったら、ぼくはいま以上にのろわれてしまう!」
きゃーっと言いたくなってしまう、胸キュンもののセリフ、いかがでしょうか。
ぜひみなさんにも、マデイラスの華麗なヒストリカル・ワールドを満喫していただきたいです。

***

というわけで、本書のあらすじです。
カボット家の末妹ポーシャは、姉と結婚した子爵の弟ジュリアンを一途に慕い続けていた。吸血鬼にされたジュリアンは、魂を取り戻すための旅から帰国したらしいのだが、家族のもとには戻らず、放蕩に身をやつしているという。そのころ街で、吸血鬼に殺された女性の遺体が見つかった。ジュリアンが犯人だろうかと不安になり、ポーシャは彼に会いに出かける。そこで明らかにされた思いがけない真実。ポーシャの愛はこの危機を乗り越えることができるのか……。

ヒロインはポーシャです。『月の光に魅せられて』では、おませな少女だった彼女も、素敵な大人の女性に成長し、ジュリアンとの切ない恋物語をつむぎます。
ロマンスファンのみなさまに、超おすすめの一冊です。

2010年4月 2日 (金)

4月のロマンス『囚われの夜に』は……

4月刊のイソラ文庫のロマンスは、ローレン・バークによる『囚われの夜に』です。
まず内容のご紹介から。

星がきらめくモンタナの夜。
ジュエリーデザイナーのテスは、作品のインスピレーションを求めて深夜のドライブ中、ひと気のない路上で立ち往生してしまいまいます。彼女は通りかかったハンサムなバイク乗りのダラスに助けを求めます。ところが、最初は親切そうだったダラスは、仲間のバイクギャング団の到着とともに態度を一変。
「彼女は俺のものだ」
そして、テスをギャングのねじろへと連れ去り、囚われの身にしてしまうのです。
憎まなければならないのに、テスは謎めいたダラスにいつしか惹かれていきます。秘密と危険がふたりの間に禁断の愛を燃え上がらせて……。
スリリングでセクシーなラブ・サスペンスです。
アメリカ・ロマンス作家協会のゴールデンハート新人賞受賞作です。
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ローレン・バークは本作品でゴールデンハート新人賞を受賞し、デビューしました。これまでに4作目にあたる『イヴたちの聖都』だけが日本で紹介されています。ホットで刺激的なロマンティック・サスペンスを得意とする作家です。

もうちょっと先を紹介しますね。
テスは物語のなかばで解放されるのですが、意外ななりゆきで、ダラスと逃避行しなくてはならなくなります。山のなかの素敵なキャビンでふたりだけで隠れて……えっと、何が書きたかったのかな、わたし。熱々カップルですねってことですね、きっと。

来週刊行です。お楽しみに。

2010年3月 5日 (金)

イソラ文庫3月刊発売です!

イソラ文庫3月刊は、今日から書店に並んでいます。
4月刊の原書といっしょに写真をとったので、
3月刊の帯つきのイソラ文庫の写真もアップしてみますね。
『青の瞳をもつ天使』『マシューを捨てたくて』です。

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今日は帰りに書店に行って、本が並んでいるのを見てこようと思います。

ところで話は変わりますが、
弊社の編集部は先週、大々的に模様替え、席の移動をしました。
大変だったけれど、いろいろものが片付いてすっきり。
ところで、この原書は? あれの原稿は? 
あっちの壁際に山のように積んである段ボール箱の、どれかの中に埋もれてるの……?

……というようなわけで、4月刊の紹介が多少遅れたことおわびします。

2010年2月27日 (土)

3月のロマンス『青の瞳をもつ天使』は……

お待たせしました!
3月のイソラ文庫は、話題のナリーニ・シンによるパラノーマル・ロマンス/アーバン・ファンタジイの新シリーズの登場です。
〈ギルド・ハンター〉シリーズの第1作、『青の瞳をもつ天使』です。

エレナは腕利きヴァンパイア・ハンター。逃げだしたヴァンパイアをつかまえて、主人である天使のもとへ連れ戻すのが仕事だ。杭でヴァンパイアを刺してまわるのではなく、逃亡ヴァンパイア相手の賞金かせぎといったところだ。
その彼女に、世界を支配する10人の大天使の1人、美しく冷酷な戦士として知られるラファエルから、これまでになく危険な仕事の依頼がくる。追うのは殺人鬼と化した大天使の1人だという。エレナには仕事を断わることも、失敗も許されない。
大天使ラファエルと共に死と隣り合わせの数日を過ごすうち、エレナは彼の禁じられた魅力にとらわれていく……。

エレナは仕事をやりとげることができるのか? そして、エレナとラファエルの関係は? ダイナミックで衝撃的な作品です。

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J・D・ロブの〈イヴ&ローク〉シリーズにローレル・K・ハミルトンの〈アニタ・ブレイク〉シリーズを足したような、迫力のアクションとロマンスです。
ニューヨークが舞台で、超リッチでゴージャスで、ちょっと陰のあるヒーロー。
ヴァンパイア・ハンターで、つらい過去をかかえながら生きている強いヒロイン。
パラノーマル・ロマンスのファンだけでなく、みなさんにぜひ読んで、この衝撃と感動を味わっていただきたい作品です。

3月5日(もう来週ですね!)ごろに書店にならびます。
お楽しみに!

2010年1月27日 (水)

2月のロマンス『愛と情熱の契約結婚』は……

みなさま、お待たせしました。
2月のイソラ文庫のロマンス作品は、すごいです。かなりすごいです。
まず、あらすじをご紹介します。

ヒロインのフェイスは、資産家の娘でありながら幼稚園につとめており、結婚して子どもを持つことがいちばんの夢。でも、過去に金目当て、父親のコネ目当ての男性はいたものの、彼女自身を愛してくれる相手には出会えていません。
そんなとき、親友に紹介されたセクシーで有能なビジネスマン、コナーが、大胆にもある提案を持ちかけてきます。それはふたりの結婚。いい夫、いい父親になるのと引き換えに、フェイスの父親の会社のCEOになり、いずれ経営を全面的に任せてほしいというのです。
フェイスはコナーの正直さにひかれ、彼との結婚を承諾します。愛は考慮に入れない契約結婚ですが、ふたりのあいだには欲望があり、それが幸せの礎になるはず。そう考えたのですが、思わぬ障害が……。
めくるめく情熱の、甘美で刺激的なセクシー・ロマンスです。

愛と情熱の契約結婚

ビジネスのために結婚するなんて、ロマンスの定番設定といえますよね。
欲しいものは自分の力で手に入れてきて、ビジネスの世界でのさらなる成功をめざす、成り上がりヒーローと、内気で、自分にちょっと自信がないお嬢様ヒロインとのロマンスです。
じゃあ、どこがすごいかって? 
それは、「めくるめく情熱の、甘美で刺激的な」ってところでご推察を……。
冬なのにあつあつです。
特殊部隊出身のヒーローじゃなくてもすごいです、と言いたくなってしまいます。
2月5日の発売です。お楽しみに!

2010年1月 7日 (木)

新年あけましておめでとうございます!

2010年もいい空!
イソラ文庫をどうぞよろしくお願いいたします。


そして本日1月7日は、イソラ文庫新刊『パリは恋と魔法の誘惑』および『林檎の庭の秘密』の発売日です。
みなさまぜひぜひ、書店で手に取ってごらんになってください。

さてさて、本日は年末の大掃除の残骸が山をなす編集部(掃除すると逆に散らかるのって何なんでしょうねまったく)から目をそむけつつ、さわやかな気持ちで『林檎の庭の秘密』をご紹介したいと思います。

この『林檎の庭の秘密』、じつは1年前にイソラ文庫の立ち上げのごあいさつで、翻訳エージェントのタトル・モリさんに伺ったときに、「すごい本があるんですよ!と担当の方から大プッシュされた作品です。
本書の原書 Garden Spellsは、作家としてブレイクをめざしつつ、ロマンス小説を書いていた著者サラ・アディソン・アレンの初の普通小説ですが、じわじわと口コミやネットの書評でとりあげられ、ついに全米ベストセラーに登りつめたもの。いまでは、世界17カ国で読者から絶賛されています。

物語の舞台は、アメリカ南部の歴史と気質が今に息づくノースカロライナ州ブルーリッジ山脈近く、架空の田舎町バスコム。ここでは、いくつかの言い伝えが信じられています。
なかでもウェイヴァリー家の庭にある一本の林檎の木に、不思議な力があるというのは誰もが知っていること。そして、その庭で林檎の木の影響を受けて育った植物も、食べれば特別な効能を発揮するというのです。

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パンジーは“食べた人間に贈り物をするよう促す”!

34歳になるウェイヴァリー家の長女クレアは、これらの植物(ハーブとか、食用花とか)を使った料理を注文を受けて届けるケータリングの仕事をいとなみ、町の人に受け入れられています。
もともと父親がわからず、母親も祖母も亡くし、十年前に妹も家出してしまって孤独なクレアの生活。ですが、ある日突然、行方知れずだった妹のシドニーが、5歳の娘を連れて帰ってきます。同じころ、隣家に大学で美術を教える男タイラーが越してきて、ウェイヴァリー家の周辺はにわかに活気づきます……。
奥手だったクレアと過去から逃げるシドニー、ふたりの姉妹の恋愛を軸に、バスコムの町に暮らす十人の男女の秘められた情愛や少しの嫉妬をからめ、南部の情緒と林檎の魔法が香る素敵な物語が紡がれます。
2010年の最初を飾るにふさわしい、おすすめの一冊ですので、ぜひご一読ください。

そういえば、先日文房具屋さんでかわいい林檎のシールを見つけました。ちょっと立体的で細かいところまで加工されていて素敵なこのシール、【ペーパークラフト・ミュージアム】というブランドだそうです。

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これによると【りんごは「愛」と「知恵」を表す果実。実を付ける樹木は、生命力の象徴とされています】だそうで。
ちなみに『林檎の庭の秘密』に登場する林檎の木は、その実を食べると“その人の人生で最大のできごと”を見せる力をもっていると恐れられていますが、その一方で、林檎を食べさせたい相手に実をほうりなげたり、好きな人間の写真を大事に枝で抱えこんでしまったりと、おちゃめな一面もあるかわいいやつです。

また、この著者は第2作 Sugar Queen でロマンティック・タイムズ賞を受賞しています。『林檎の秘密の庭』はロマンス読者のみなさまもご注目いただきたいと思います。

パリは恋と魔法の誘惑』ともども、お読みいただいた方からのご感想もお待ちしております。よろしくお願いいたします。
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※※※
2月刊のイソラ文庫、ナンシー・マーティンのコージー・ミステリのタイトルが、一部サイトで『億万長者のコレクション』と紹介されていますが、正しくは『億万長者の殺し方教えます』です。おわびして訂正いたします。
※※※

2009年12月29日 (火)

1月のロマンス……じゃなくてアーバン・ファンタジイ『パリは恋と魔法の誘惑』は……

または「大事なところにカエルが!」の巻。

さて、これまでのイソラ文庫で、背のisolaのロゴマークが色分けされていることに、お気づきでしょうか。
ロマンスは紫、コージー・ミステリは黄緑、文芸エンタメは水色、そして、『ジュリー&ジュリア』のようなエッセイ/ノンフィクションはオレンジになっています。

さて、それでは1月刊の『パリは恋と魔法の誘惑』は?
アーバン・ファンタジイとして新色を選び、ピンク色になりました(これで色のバリエーションは終わりの予定です)。

働いていた会社が倒産したアシュリンは、伯父の会社に雇ってもらい、初仕事としてドラゴンをかたどった黄金の水差しをパリに届けることになる。
ところが、受け取るはずの女性は魔法陣の中で殺されていた!
容疑者になってしまったアシュリンは、濡れ衣を晴らすため、現場からドラゴンの水差しを持ち去った謎めいた男性ドレイクを探し、パリのオカルト社会に潜入する。
そこで、なぜか犬の姿をした魔物を召喚してしまって……というのが『パリは恋と魔法の誘惑』のあらすじです。

アーバン・ファンタジイというからには、ロマンスじゃないのかとご心配の皆さん。
たしかに、この本だけでロマンスとしては完結していないという意味ではロマンスじゃないのですが、
シャンナ・スウェンドソンの〈(株)魔法製作所〉シリーズとは、分類は同じだけれど、もう少しセクシーな場面もあるかな……
というくらいのロマンス度です。
ロマンス・ファンの皆様の期待は裏切りません。ヒーローはドラゴンの化身。
かなり格好いいのですが、「傲慢」です。でも、そこが危険な魅力というかなんというか。
それでいて、とても愉快な作品です。

殺人事件が起きて、ヒロインの活躍によって解決されるので、コージー・ミステリと呼んでもいいかなと、私は思うのですが、
編集部のKさんによると、セクシーな場面があるものはコージー・ミステリとは言い難いそうです。
でも、そのあたりが気にならないコージー・ファンの皆様にもおすすめ!
今回の舞台はパリということで、トラベル・ミステリ風なお楽しみもあります。

パリは恋と魔法の誘惑

話は変わりますが、
殺人事件で出会ったハンサムな彼はドラゴン?
というキャッチコピーをオビにつけたら、会社の女性陣になぜか受けていました。
だけど、本当は
大事なところにカエルが!
燃えさかる炎!!

というような文面のオビにしようかと思っていました(といっても、カエルは出てきません)。
自制心が働いて、今のオビにしたのですけれど……。
さて、どんなお話なのか、1月7日の発売をお楽しみに!

(編集部higashi)

2009年12月14日 (月)

『熱く危険な再会』は……

12月刊のロマンス、ジョアン・ロスの『熱く危険な再会』は、もうお楽しみいただけましたでしょうか。

ロマンスでは、続編や関連作品のことをスピンオフと呼ぶようですね。
じつは今回の作品、ジョアン・ロスのこれまでの作品のスピンオフだったりします。 未訳のロマンティック・サスペンス作品(こちらもいつか紹介できるといいですね……)の主役カップルの名前も会話に出てくるのですが、邦訳された作品(ハーレクインの『さそり座の恋人』)からもあるカップルが重要な役どころで登場します。 作品の冒頭で、ヒロインのサブリナは若くして国際ホテルチェーンでホテルの支配人を任されたばかりだったのですが、そのホテルチェーンのオーナー夫妻が前作のカップルです。
こんなこれまでの作品とのかかわりもロマンス読みの楽しみのひとつですよね。

そのほか、スピンオフではないのですが、『熱く危険な再会』にはどこかで聞いたことのある名前が……「ジュリア・チャイルド」、そう、イソラ文庫の11月刊、映画が公開されたばかりの『ジュリー&ジュリア』の主役の一人です。

397ページで「わたしは料理研究家のジュリア・チャイルドじゃないし、ティタニアみたいな才能はないけれど……」とヒロインがディナーに誘っているんですよ。

……と、編集作業中に編集部のイソラチームで話していたら、ジョディ・ピコーの傑作『19分間』を読んでいたKさんが
「あ、『19分間』にも、ジュリア・チャイルドの名前が出てきましたよ」
あれ、そう言われてみると、このまえ、寝る前にちょっと眺めていた他社のロマンスにもジュリア・チャイルドの名前が出てきたような……。ジュリア・チャイルドって、料理界だけにかぎらず、アメリカですごくよく知られた女性なんですね!

ただ、問題は、積読の山に埋めてしまったその他社のロマンス本がなんだったか忘れてしまったこと……。

最近のロマンス作品(ロマンスに限らなくても、もちろん歓迎ですが)で、ジュリア・チャイルドの名前が登場した作品、ご存知の方はこっそり教えていただけませんか……。

(編集部higashi)

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ジョアン・ロス『熱く危険な再会』ハヤカワ・オンライン
ジョアン・ロス『熱く危険な再会』amazon.co.jp

2009年12月 3日 (木)

12月新刊、見本ができあがりました!

今日の東京は雨で寒いですね~。いや、東京だけではなく全国も曇りか雨のようですね。皆様ご多忙の時期、お風邪など召されませんよう。

さて、今日12月刊のイソラ文庫新刊の見本ができあがってきました!

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私の下手な写真で見づらいとは思いますが、本日できあがった早川書房の新刊の中に2冊並んでおります。白・赤・緑とクリスマス・カラーでめでたいですね! お正月の色でもありますね。年末年始の休み、皆様がほっと一息つくときにぜひお伴させていただければ嬉しいです。

≫『熱く危険な再会ハヤカワ・オンライン詳細ページ

≫『ハリー・ウィンストンを探してハヤカワ・オンライン詳細ページ

2009年11月 5日 (木)

創刊第2弾、明日発売!

寒くなってきましたね。いきなり冬になった印象ですが、季節の変わり目で体調を崩す人も多いようです。皆様もご自愛くださいね。

さて、イソラ文庫創刊第2弾、11月の新刊2冊は明日全国の書店に並びます!

笑えて泣けて元気が出る『ジュリー&ジュリア』、衝撃の『19分間(上下)』、どちらも編集部入魂の作品です。書店で見かけた際はぜひお手にとってみてください。

ここからはちょっとだけ『19分間』の話を。

現在全国で公開中の映画「私の中のあなた」をご覧になった方も、このブログをお読みの方のなかにはいらっしゃるかもしれません。

「私の中のあなた」の原作者はジョディ・ピコー、現在アメリカでもっとも支持されている作家のうちの一人です。なんと最新刊の初版は100万部だったとか…アメリカの人口を考えても、桁違いのベストセラー作家といえるでしょう。『19分間』はそのジョディ・ピコーが、コロンバイン高校の銃乱射事件に衝撃を受け、丹念な調査を行なって書きあげた大作です。

舞台はスターリングという田舎町。なんのへんてつもない、平穏な街でした。しかし、ある朝、町の高校で銃乱射事件が起き、多数の生徒が死傷します。主人公のひとりはピーターという名前の17歳の少年。銃乱射事件の犯人です。主人公のもうひとりはジョージーという高校の人気グループに属する優等生の少女です。ジョージーは事件の際に目の前でボーイフレンドを撃たれるのですが、その瞬間の記憶を失います。この痛ましい事件の過去と未来を、ピコーは繊細な筆致でつづっていきます。

この作品の何がすごいかというと、とにかく読みだしたら手を止められない面白さ、そして考えさせられる衝撃の強さです。編集担当として、少年犯罪や学校生活、いじめ、復讐、自分なりの生き方を貫くことなどなど、思わず考えてしまうことが非常に多かった作品です。ひとりでも多くの方にこの本を手にとってほしいと、心の底から思います。

といっても、上にあげたあらすじで想像するようなシリアスなトーンで全篇が進むわけではありません。笑ってしまうところもありますし、仕事に専念するあまり疲れ気味の女性判事と、酸いも甘いもかみわけた刑事とのじれったい恋愛模様もあります。そのあたりはさすがベストセラー作家、とにかく読ませますので、ぜひ。

>>『19分間』詳細ページ

>>『ジュリー&ジュリア』詳細ページ

2009年10月28日 (水)

11月の新刊!

《イソラ文庫》11月の新刊発売まであと9日!

11月の新刊、『19分間 』と『ジュリー&ジュリア』の
カバーが出来ました! 今回も、美しく優しい
女神のようなデザイナー・大野リサさんに感謝!

原書のカバーと一緒にごらんください。

まずはジョディ・ピコーの小説『19分間です!

原書(アメリカ版ハードカバー)はこちら。
(右は同じ著者の『私の中のあなた』映画帯つき/絶賛発売中です)

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背表紙は作者のピコー女史です。金髪美人。
ちょっとジェニファー・アニストンに似てる?
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そして、完成したばかりの日本版はこちら!
上・下巻で、主人公のふたりを描いています。

19minutes

中身を読んでからこの表紙を見ると、じんわり心にしみ入るであろう表紙です。

そして、12月から映画が公開となるジュリー・パウエルのエッセイ『ジュリー&ジュリア

各国いろいろなバージョンがありまして、
アメリカで出たものが3パターン。

(ロブスターバージョン)
カクテルを持って乾杯する手、鍋、
そして逃げ出したロブスター。
本書の要素がほとんど集約されています。

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(泡立て器バージョン)
「グーグーガンモ」みたいな泡立て器です。

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(映画バージョン)
映画の主人公、ジュリー(エイミー・アダムス)と

ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)の写真。

これがまたほんとにいい映画なのです(詳しくは別エントリで)。
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そして、イギリス版はこちら。
ロブスターからエクトプラズムが出ています。

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さらに、フランス版はこんな感じです。
サブタイトルが「セックスとブログとブフ・ブルギニヨン」。
ブフ・ブルギニヨン(牛肉のブルゴーニュ風煮込み=赤ワインを使ったビーフシチューみたいなものです)は本書の中でも重要な鍵となる料理です。

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そして、栄えある日本版は……こちら!
主人公ジュリーと彼女の心の師となるジュリアの、明るく、ときにエキセントリックで、色彩豊かな暮らしを表現しています。

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《イソラ文庫》の2点は11月6日(金)より全国の書店で発売予定です。
ご期待ください!

なお、ハヤカワ・オンラインでも予約できますので、こちらもご利用ください。

>>『19分間』詳細ページ"

>>『ジュリー&ジュリア』詳細ページ"

2009年10月 2日 (金)

10月のコージー『おいしいワインに殺意をそえて』

さて、イソラ文庫創刊3点の発売まであと一週間となりました。
創刊3点のうち、『おいしいワインに殺意をそえて』はコージー・ミステリです。

ミシェル・スコット/青木千鶴 訳
『おいしいワインに殺意をそえて』定価819円(税込)

ニッキィはロサンゼルスに住む女優。本業ではどうにも売れず、レストランで働いて生計を立てる日々。そこにある日、客として現われたのはデリック・マルヴォー、ナパ・ヴァレーにある名門ワイナリーのオーナーだった。ニッキィのワインの知識を見込んだ彼は、ワイナリーで自分の補佐役として働かないかと誘ってくる。迷いながらもワイナリーの見学に訪れたニッキィだが、到着早々、デリックの親友でもあるワイン職人の他殺体を発見してしまう。この美しいナパ・ヴァレーで、いったい誰が何のために? 探偵にあこがれていたニッキィは自分なりに真相を探りはじめるが……。

この作品の魅力は、なんといってもワインとグルメです。
女優業がうまくいかずにやさぐれ気味の主人公ニッキィも面白いのですが、
アメリカでの「ワイン・ラバーのミステリ」というシリーズ名の通り、読むだけでお酒が飲みたくなる描写が最高です。

ポート・ワインの種類はさまざまだが、いずれもスティルトン・チーズとの相性がいい。塩気のきいた青黴入りのチーズは、ポート・ワインの芳醇な甘みをぐっと引き立たせてくれる。ビター・チョコレートのトリュフ、洋梨、アーモンドなどを添えるのもいいだろう。

どうでしょう、思わずポート・ワインが飲みたくなりませんか?
このようなワインの豆知識やお酒に合うおつまみ系の料理のレシピも、本書には収録されています。
編集担当としては、仕事そっちのけでお酒を飲みたくなる誘惑と闘わせられた思い出深い一冊です。
ぜひ手にとってみてくださいね。

『おいしいワインに殺意をそえて』ハヤカワ・オンライン詳細ページ