8月のロマンス『狙われた愛の記憶』は……
8月のイソラ文庫のロマンスは、おまちかね、ジョアン・ロスによるハイリスク・シリーズ第2弾、『狙われた愛の記憶』です。
前作『熱く危険な再会』をお読みになったかたは、そのヒーローである元SEAL隊員のザックは素敵でしたが、ザックの親友として登場したクールな狙撃手のクインも印象的だったのでは? そのクインが『狙われた愛の記憶』のヒーローです。そして、やはり前作に登場して、クインが思わせぶりなコメントをしていた美貌のFBI捜査官のケイトがヒロインです。数年前に二人になにがあったのか……(このあたりは、ハヤカワ・オンラインなどの本の内容紹介のページなどでネタばれ的にわかっちゃいますね)。
ザックやクインたちの人生を変えたあの戦闘の後で、やはり除隊したクインは、ミリタリー・サスペンスの本を出版し、そのデビュー作がベストセラーに。いまは南部の街で次作を執筆するかたわら、ミリタリー・アカデミーで創作を教え、気分転換には自分の家を修復する毎日を送っています。
ところが、そのミリタリー・アカデミーの教官が連続して狙撃され、殺される事件が起こります。そして、その担当捜査官としてやってきたFBIのケイトと再会するのです。SEAL部隊の狙撃手としての経験を生かし、ケイトの捜査に協力することになったクインですが、どうやら犯人は退役軍人だった可能性もあるらしく……。
事件の謎ときや二人の熱い想いもさておき、何層にもわたって繰り広げられている人間ドラマも魅力の作品です。
人当たりはいいもののどこか陰のあるアイリッシュパブのオーナーや、「神父だなんてもったいない」と評されていた元神父の医師など、わきを固めるほかの男性陣にも注目したいところ。
南部の街を舞台にした、夏にふさわしい熱い恋の物語です。
お楽しみに!
























