イソラ文庫では、だいたい月1冊のペースでロマンス作品を刊行していく予定です。
10月の創刊でのロマンス作品は、テレサ・マデイラス『月の光に魅せられて』です。これについてもう少し紹介します。
テレサ・マデイラス/辻早苗 訳
『月の光に魅せられて』定価840円(税込)
1820年、英国。社交界デビューの直前に両親を亡くしたキャロラインは、以来、自分の幸せはあきらめ、苦労して二人の妹達を育ててきた。美人と評判の上の妹は、おばの援助でデビューがかない、ハンサムで裕福な子爵エイドリアンに求婚されている。ところが、その彼には吸血鬼ではないかという噂があった。真夜中の晩餐会で初めてエイドリアンに会ったキャロラインは、謎めいた妹の求婚者にどうしようもなく惹かれていく。禁じられた恋と邪悪との闘いにいつしかひきこまれていった彼女を待ち受けるものは? RITA賞とロマンティック・タイムズ賞のファイナリストになった話題のヒストリカル・ロマンスです。
訳者あとがきで、「パラノーマルをテーマにしたヒストリカル・ロマンスで、ちょっぴりゴシック色もあり、コミカルなテイストまでくわえられているという、"ひと粒で何度もおいしい"ロマンス小説」と紹介をいただいています。まさに、そういういい雰囲気の作品です。
パラノーマル・ロマンスについてはまたそのうちご紹介しますが、ゴシック小説というのは、ヒストリカル・ロマンスのヒロインが読みふけって、「あのひとはゴシック小説の登場人物みたい……(はーと)」なんて言って、ため息をついているアレですね。『月の光に魅せられて』のヒーローも、黒づくめの服装で登場したりしていますから、ゴシックの要素はばっちりです(もちろん、それだけではないです)。
お楽しみに!