2010年8月31日 (火)

イソラ文庫9月刊はお休みいたします

もう9月ですが、まだまだ暑い日がつづきます。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、突然で申し訳ありませんが、イソラ文庫は9月~11月刊をお休みさせていただきます。
12月上旬にパワーアップして再開いたしますので、しばらくのあいだ、お待ちください。

ネット上でイソラ文庫9月刊の情報が流れていた件で、おたのしみにしていただいていた皆様には大変申し訳ありません。古い情報を間違って流していました。

お休みではありますが、その間もお楽しみ企画をご用意しておりますので、このイソラ文庫ブログをときどきチェックしていただければと思います。よろしくお願いします。

2010年8月 3日 (火)

8月のロマンス『狙われた愛の記憶』は……

8月のイソラ文庫のロマンスは、おまちかね、ジョアン・ロスによるハイリスク・シリーズ第2弾、『狙われた愛の記憶』です。

前作『熱く危険な再会』をお読みになったかたは、そのヒーローである元SEAL隊員のザックは素敵でしたが、ザックの親友として登場したクールな狙撃手のクインも印象的だったのでは? そのクインが『狙われた愛の記憶』のヒーローです。そして、やはり前作に登場して、クインが思わせぶりなコメントをしていた美貌のFBI捜査官のケイトがヒロインです。数年前に二人になにがあったのか……(このあたりは、ハヤカワ・オンラインなどの本の内容紹介のページなどでネタばれ的にわかっちゃいますね)。

ザックやクインたちの人生を変えたあの戦闘の後で、やはり除隊したクインは、ミリタリー・サスペンスの本を出版し、そのデビュー作がベストセラーに。いまは南部の街で次作を執筆するかたわら、ミリタリー・アカデミーで創作を教え、気分転換には自分の家を修復する毎日を送っています。
ところが、そのミリタリー・アカデミーの教官が連続して狙撃され、殺される事件が起こります。そして、その担当捜査官としてやってきたFBIのケイトと再会するのです。SEAL部隊の狙撃手としての経験を生かし、ケイトの捜査に協力することになったクインですが、どうやら犯人は退役軍人だった可能性もあるらしく……。

事件の謎ときや二人の熱い想いもさておき、何層にもわたって繰り広げられている人間ドラマも魅力の作品です。
人当たりはいいもののどこか陰のあるアイリッシュパブのオーナーや、「神父だなんてもったいない」と評されていた元神父の医師など、わきを固めるほかの男性陣にも注目したいところ。
南部の街を舞台にした、夏にふさわしい熱い恋の物語です。

お楽しみに!

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2010年7月29日 (木)

『わたしを愛した吸血鬼』が紹介されました!

日経新聞の7月28日夕刊の、「目利きが選ぶ今週の3冊」コーナーで
テレサ・マデイラスの『わたしを愛した吸血鬼』を紹介いただきました!
選者はファンタジー評論家の小谷真理氏。
「コメディタッチのかけひきが味わい深い」とのこと。
前作の『月の光に魅せられて』とともに、これを機会に読んでいただける方が増えるといいなと思います。

この『わたしを愛した吸血鬼』は、「活字倶楽部」2010年夏号でもご紹介いただいています。
ナリーニ・シンの『青の瞳をもつ天使』も一緒に紹介されていました。
NHK教育テレビに登場したサンデル教授の本『これからの「正義」の話をしよう』が
『青の瞳をもつ天使』と並んで紹介されているのを見るだけでも、一見の価値がある気がします……。

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8月刊ラインナップ紹介!

8月6日発売ぶんのラインナップをご紹介します!
今回は、この2点です。

【コージー・ミステリ】
ローズマリー・ハリス/矢沢聖子訳
事件現場は花ざかり』Pushing Up Daisies
初仕事はミイラ化した遺体の発見!? 新人園芸家が奮闘する、陽気なコージー・ミステリ

【ロマンス】
ジョアン・ロス/金井真弓訳
ハイリスク・シリーズ
狙われた愛の記憶』Crossfire
祝祭ににぎわう街でおきた狙撃事件。女性捜査官は忘れられない元特殊部隊員と再会する。

お楽しみに!

2010年7月20日 (火)

『猫とキルトと死体がひとつ』書評!

こんにちは。いよいよ梅雨明けと喜んでいたらいきなりこの猛暑、びっくりしますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、書評掲載のお知らせです。

7月18日(日)の毎日新聞朝刊にて、『猫とキルトと死体がひとつ』をご紹介いただきました!

人々の交流が、しみじみと心に染みる」「猫たちのわき役ぶりも絶妙だ」……その通り!と膝を叩いて同意しております。夏バテでぐったり出社した連休明け、記事のコピーをもらって目がさめましたshine

全文は毎日jpから読むことができます→ http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20100718ddm015070033000c.html

『猫とキルトと死体がひとつ』(リアン・スウィーニー/山西美都紀訳/イソラ文庫)

>Amazon.jp >ハヤカワ・オンライン

2010年7月 5日 (月)

コミカル・シンデレラ・ストーリー『グッド・イン・ベッド』登場!

映画『イン・ハー・シューズ』原作者で、いまやアメリカではベストセラーリストの常連であるジェニファー・ウェイナーの伝説的デビュー作がイソラ文庫から登場です。

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 三年間付き合い、いちどは結婚も考えた恋人ブルースに、いろいろあって「すこし距離を置きましょう」と告げた主人公キャニー。
 ところが三カ月後、たいへんなことが起こります。なんとブルースが、女性向け雑誌に《グッド・イン・ベッド》と題したコラムの連載をはじめ、キャニーとの恋愛について、ベッドでのことや、ふたりの心にしまっておきたい大切なことまでも、赤裸々に書いていたのです! 
 しかも、第一回のタイトルは「太めの女性を愛すること」。がーん! アンタあたしのこと、そんなふうに思ってたの? 激怒するキャニーですが、コラムをよく読めば、ブルースが彼女自身のコンプレックスを含めて、その明るさや優しさ、すべてを愛してくれていたのだと気づきます……

 ふつうの物語なら、これでふたりがよりを戻してめでたしめでたし、なのですが、この作家のお話はそう一筋縄ではいきません。復縁したいキャニー、でも彼女のコンプレックスがじゃまをするのです。
 ぽっちゃりめの体型のせいで子どもの頃から傷ついてきたこと、はちゃめちゃな家族関係(父親は離婚し音信不通、母親は50代でレズビアンの恋人と同棲中)、新聞記者の仕事もなかなかうまくいかないこと――
 最後にはそれらをはねのけて、自分を愛せるようになったキャニーにすばらしい幸運が舞い降りるのですが、本当にすごいのは、これらがほとんど著者の身に現実に起こった実話であるということ。以後も著者は、私小説的といえるほど自分のライフステージにリンクした小説を書き続けています(※注)。
 この本にはじまり、映画化された第2作『イン・ハー・シューズ』、つづく計七作の小説の大ヒットをへて、現在はベストセラー作家にして2児の母となった著者ジェニファー・ウェイナー。ひとりの女性の人生の転機を描いた本作を、ぜひお手にとってみてください。

※ですから『イン・ハー・シューズ』ではキャメロン・ディアスが演じていたキャニーの妹が、本書にも登場します。映画になぞらえて、姉である主人公キャニーをトニ・コレットが演じていると想像するのも面白いかも。

2010年7月 2日 (金)

7月のロマンス『貴婦人と謎の黒騎士』は……

7月のイソラ文庫のロマンスは、初紹介作家ルーシー・ブルーによるヒストリカル・ロマンス『貴婦人と謎の黒騎士』です。

物語は、十字軍に参加したアイルランド人騎士サイモンが、邪悪な敵の奸計に陥って主君と仲間を殺されるという、壮絶なシーンから始まります。サイモンはひとり生き延びるのですが、苛酷な呪いをかけられてしまうのです。その十年後。呪いを解くカギを探すサイモンと魔法使いの相棒は、レディ・イザベルの城にたどりつきます。イザベルは父親から受け継いだ城を掠奪者から守るため、おそろしい黒騎士の噂を流していました。サイモンは城を守る手助けと引き換えに、ケルトの秘密が眠る城の地下通路の探索を許されます。やがてふたりは恋に落ちるのですが、一方で、サイモンの宿敵もまた、城の秘密を狙っていたのです……という、魔法と謎に満ちたヒストリカル・ロマンスです。

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中世ヒストリカル・ロマンスのファンのみなさま、お待たせしました。ロマンティック・タイムズ誌のレビュアーが選ぶロマンティック・タイムズ賞にノミネートされた作品です。ケルトの魔法やドルイドの謎が登場する中世を、堪能いただけたらと思います。

そして、このあらすじではあえてぼやかしていますが、じつはサイモンの「呪い」とは吸血鬼にされてしまうことです。だから、パラノーマル・ロマンスとしても楽しんでいただける作品になっています。

お楽しみに!

2010年6月25日 (金)

7月刊ラインナップ紹介!

6月9日発売ぶんのラインナップをご紹介します!
今回は、この2点です。

【ロマンス】
ルーシー・ブルー 辻早苗/訳
貴婦人と謎の黒騎士』My Demon’s Kiss
呪いを解くカギを探す騎士は
謎めいた噂のある城で運命の女性と出会う。
ケルトの魔法が息づく中世ヒストリカル・ロマンス。

【文芸エンタメ】
ジェニファー・ウェイナー イシイシノブ/訳
グッド・イン・ベッド』(上・下)Good In Bed
元彼がわたしとのHを記事に!?
復讐を誓ったはずが……。
波瀾万丈のシンデレラコメディ。

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いっしょに、8月刊の作品も写真でご紹介しますね。

こちらです。

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2010年6月 4日 (金)

6月のロマンス『再会は熱く切なく』は……

6月刊のイソラ文庫のロマンスは、ベラ・アンドルによる『再会は熱く切なく』です。
これは既刊のジャスミン・ヘインズの『愛と情熱の契約結婚』につづき、〈お嬢さまヒロインがセクシーダイナマイトな新たな自分を見出してしまうシリーズ〉の新刊です。勝手にシリーズにしました。あ、ローレン・バークの『囚われの夜に』などもお嬢さんヒロインが……ですね。このあたりをおもしろいと思ってくださった読者のみなさまにはぜひお勧めです。

さて、『再会は熱く切なく』のあらすじをご紹介します。
裕福な両親の「完璧な娘」だったエマは、大学時代に貧しい奨学生のジェイソンと恋に落ちるが、卒業間際、親の言うがままに彼を捨ててしまう。それから10年。エマは同窓会で、事業で成功したジェイソンと再会する。できることなら彼ともう一度やり直し、うわべだけでない人生を送ろうと、エマはジェイソンの住むナパ・ヴァレーへ向かい、意外にも彼に暖かく迎え入れられる。しかし、ジェイソンは新しい自分を見いだしていくエマに惹かれながらも、ある復讐を考えていたのだ……。
10年ぶりの同窓会から始まる、甘く刺激的な夜。傷つけあいながらも求めあうふたりの、切なくも官能的なセクシー・ロマンスです。

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いま「官能的」なんて書いてしまいましたが、じつは本作、『愛と情熱の契約結婚』と同じく、かなりすごいです。冒頭からいきなり……となり、さらにそれが○○○(一部伏字にいたしました)。ホットで刺激的なので、ご注意くださいね。

10年前のエマの「裏切り」、現在のジェイソンの「復讐」については、許せないかな、認めたくないかな、「認めたくないものだな……自分自身の若さゆえの過ちというものを」とかつぶやきたくなるなという感じですが、それ以上にお互いに想いあっているのが響いてきて、温かい気持ちになることができること間違いなし。美しいカリフォルニアの風景のなかで描かれた、刺激的で切ない極上のロマンスです。

お楽しみに。

アンケートにご協力ありがとうございました

みなさま、先日のアンケートに多くのご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

お書き込みいただいたご意見・ご感想は、編集部一同拝読しております。すべて今後の参考とさせていただきます。本来は個別に御礼申し上げるべきですが、とりいそぎ、本記事で感謝の思いをお伝えしたく思います。ありがとうございました。

また、コメントをいただいた早さも、嬉しい驚きのひとつでした。これからもイソラ文庫ブログにぜひ遊びに来てくださいね。どうぞよろしくお願いいたします。

【イソラ文庫の紙について】

ご感想のうちに、いくつか「イソラ文庫の紙の上側がそろってない」というお声がありました。この「紙の上側がそろっていない」ことは、印刷用語で「天アンカット」といいます。紙の下と横は裁断するけれど、上側は切っていない状態です。一方、上側も切るのは「三方裁ち」と呼ばれています。

天アンカットか、三方裁ちかは、出版社によって違います。早川書房の文庫は伝統的に天アンカットを採用しています。天アンカット仲間には、新潮文庫や岩波文庫があります。(さらにご興味を持たれた方は、「天アンカット」で検索してみてください)

天アンカット、実は製本の際に、三方裁ちよりも技術を必要としているそうです。上側を切らないぶん、活字の上下をきっちり揃えなくてはいけないそうなのです。したがって、活字の揺れ(なんだかこのページは、他のページにくらべて活字が上に寄ってる、と感じることなど)が少なくなります。どちらが良いというのは読者の皆様ひとりひとりで違うと思いますが、それぞれに特徴があるというのをご理解いただければ幸いです。